社員とは業務範囲が異なる
秘書といえば正社員というイメージがありますが、大企業でも派遣秘書を採用するところが増えています。社員秘書と派遣秘書の業務内容に大きな違いはありません。ただし、派遣秘書は契約内容が定められているため、契約外の業務は行いません。スケジュール管理や電話対応、資料作成が主な内容となります。上司がスムーズに業務を進められるようセッティングするという役割なので、実務能力とともに気配りやビジネスマナーにも長けている必要があります。スケジュール管理がいい加減だと上司の仕事に穴を空け、会社に損失をもたらしてしまいます。電話対応や来客対応がおろそかでは、上司の顔に泥を塗ってしまいます。社員・派遣に関わらず適切な対応を行う必要があります。
時給換算で支払われる
社員秘書は基本給に基づき給料が支払われますが、派遣秘書は時給換算で給料が支払われます。時給の相場は1500円~1800円で、企業の規模や秘書としてのレベルによって異なります。もちろん、残業代や休日出勤も時給換算で支払われ、有給休暇などそれぞれの企業で定められている福利厚生も享受することができます。また、社員秘書よりも残業や休日出勤が少ないため、プライベートを充実させることができます。
問題が生じたら派遣会社が間に入ってくれる
社員秘書が上司や会社との間で問題が生じた場合、自分で対処しなければなりません。しかし、派遣秘書は派遣会社が間に入ってくれるので、自分で対処せずに済みます。問題が解決しなかった場合は、別の派遣先を紹介してもらえるので安心です。
秘書の派遣業務は、担当する役員によって異なります。部長秘書の場合、業務スケジュールの管理や予算の管理があります。役員秘書になりますと、経営資料の作成フォローや株主総会の運営があります。